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映画FIVE SEASONS観てきました。【レポート】

先週1/20に横浜で映画「FIVE SEASONS」の上映会がありました。

親しいガーデナーさんが企画していてスタッフとして参加させていただきました。

「FIVE SEASONS」は、ピィト・アゥドルフ(Piet Oudolf)さんというオランダのガーデンデザイナーのドキュメンタリー映画です。

現在世界中で「ナチュラリスティックガーデン」「ダッチウェーブ」と呼ばれ注目されるガーデンデザインの先駆者の方の映画とあって、会場はガーデン好きの方やそれを生業としている方で満員でした。

映画は秋・冬・春・夏・秋と5つの季節を通してピィトさんの作庭したガーデンと彼のガーデンに関する考え方を映した内容でした。

花の時期だけでなく植物の生きるすべての時間を愛でる彼の姿勢はとても共感しましたし、在来種も園芸種もその特徴を理解しデザインに落としていく知識量と探求心に圧倒されました。

また、彼の考えたガーデンデザインが街に溶け込み人々に受け入れられている事にとても感動しました。

映画の後には主催者による事例紹介やパネラーを呼んでのディスカッションも行われました。

事例紹介では去年イギリス旅行に行った際立ち寄ったガーデンもあって現地での感動が再び思い出されました。

     ウィズリーガーデン

     オリンピックパーク

ディスカッションは「私たちの街ではどのようにナチュラリスティックな植栽を取り入れられるか」というテーマでした。

パネラーはランドスケープや華道、行政と幅広い方々から設計側の意識、自然に対する考え方、市民との連携、管理面の課題など様々な意見が飛び交いました。

個人的に、日本で見られる植栽は低木の刈り込みや一年草の花壇が多い印象です。

それでも素敵な植栽デザインはたくさんありますが、その中に

映画にあったような植物の一生を肌で感じられるガーデンがあったら?

在来種も使ったその土地に合うガーデンがあったら?

今回の映画を通して、

植栽デザインはこう在るべきなんて縛りはどこにもないのだから、デザインの幅が広がれば街の景観はもっと豊かになると感じましたし、

そのデザインの一つの手法としてナチュラリスティックガーデンがあると嬉しいと思いました。

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