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冬のガーデンの楽しみ方【レポート】

寒さも本格化し、そろそろ大寒になります。

「大寒」は二十四節気の一つで一年で最も寒さの厳しい時期を指すそうです。

私は、冬のこの季節にガーデンを見に行くのが好きです。

「冬のガーデンなんて見るものあるの?」

なんて言われてしまいそうですが、冬は冬なりに楽しむポイントがあるんです。

今回は私なりの「冬のガーデンの楽しみ方」をご紹介します。

まず、はじめは

「手入れが行き届いているのがわかる」事です。

春から秋にかけて花でいっぱいのガーデンはそれは美しいことでしょう。

でもそれは日々手入れをしているガーデナーの方がいてこそです。

冬は花も咲かず葉も落ち、一見するとさみしい風景ですが、

春に向けての準備の時期でもあります。

伸びた木を剪定し、宿根草を切り戻して、ツルものを誘引し、球根を植えて、土づくりや肥料を施す。

やることは山ほどあります。

冬のガーデンに行くとその作業の後がくっきりと分かり、

「ここは今年きっときれいに花が咲くんだろうな」とワクワクさせてくれます。

また、誘引の仕方や冬囲いなど管理方法の参考になったりもします。

もう一つ、

「冬の花を楽しむ」事も欠かせません。

例えばスイセンやクリスマスローズは冬の庭に楚々と咲いて心をほっとさせてくれます。

2月になれば段々とウメも咲いてきますね。

花の少ない時期だからこそこういった花が主役になって季節を感じさせてくれます。

宿根草だけでなく、最近はパンジーや葉ボタンなどの1年草も色鮮やかな品種や形の変わった品種も多く、植え替えの多い花壇や寄せ植えも見逃せません。

また、温度管理をして開花期をずらしたウインターチューリップも最近一般的になってきていて、「冬=さみしい風景」なんて言えなくなってきています。

さらに、言うなら

「春の兆しを感じる」のも楽しいです。

例えばまだ固く閉じているけれど、確かに膨らんでいる木蓮の蕾や、

ライムグリーンが眩しいミモザの蕾、

落葉しているけど、太くてたくましいバラの枝、

やっと土から出てきた球根の芽、

ちょっと目を向けると確実に春の兆しが表れています。

満開の時だけ見に行くのは確かにいいけれど、

冬の姿を知っていれば、満開の喜びがさらに大きくなると思いませんか?

この蕾や冬芽は「次は満開の時に見に来よう!」とする原動力にもなるのです。

いかがでしたか?

冬は入園料が安くなっているガーデンもありますし、

人が少ない分、ゆったり回れるのもポイントです。

冬はこたつでまったりもいいですが、寒稽古よろしく冬のガーデンを巡るのも

思わぬ発見が出来ていいかもしれませんよ!

写真撮影場所:花菜ガーデン (HPはこちら)

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